言の葉通信

2024-10-01 20:02:00

メキメキと…実感

 おお、そうだ、そうだ、ちゃんと分かってたね!

 さすが、ちゃんと見逃さなかったね!

 最近、同じ言葉を口にしている気がする。

 小学生・中学生問わず、ほとんどの塾生が、問題文をしっかり読み込んで、答えを導き出すようになった。細かなところも見逃さずに意識するようになった。

 自分でも「できている実感」があるのか、表情にも自信があふれている。「すごいね」と褒めるたび、思いっきりドヤ顔をされる。

 国語は、成果を実感することが極めて困難な教科だと言われるが、以前よりも「読めている」と感じられているなら、大変すばらしいことだと思う。これからも、自分に自信を持ちながら、さらにメキメキと力をつけていって欲しい。

 ちなみに、中学生は現在、11月実施の学力テストに向けての対策中(3年生は10月の総合B)。いずれも「物語・小説」が範囲に入っているため長文に苦戦しているのだが、ここでは、日頃の読書が功を奏しているのが実感できる。

 

2024-09-20 13:32:00

中3学テ総合A出題問題より 「安養の尼上の小袖」

 中学3年生の皆さんは、いよいよ進路選択について真剣に取り組む時期に入りましたね。 そして、3カ月連続の学力テストに、すでにげんなりしているのかも…。

 

 さて、9月に入って行われた総合Aは、基本をしっかり押さえた内容でした。

 その中から、今後は毎回取り組むことになる古文について、触れていこうと思います。

 

 今回の古文では、鎌倉時代中期の教訓説話集「十訓抄(じっきんしょう)」(編者未詳)が取り上げられました。注釈などを頼りにすれば何となくストーリーができたのではと思うのですが、なかなか難解だったようで… つまずいてしまった人も多かったようです。

 

 そこで、「十訓抄」からの出題文、「安養の尼上の小袖」を改めて紹介しましょう。

 

 横川の恵心僧都の妹である、安養の尼上の所に強盗が入り、そこにあった物がすべて盗まれてしまったので、尼上は和紙で出来た布団を1枚、頭からかぶって座っていました。そこに、(尼上の妹の)小尼上が駆けつけ、強盗が落として行った小袖が落ちているのを見つけました。それを拾って、「これを落としてございます。お召ください。」と尼上に渡そうとしたが、尼上は、「それは強盗が盗んだ物なのだから、この小袖はすでに強盗の物。彼らが自分の物と思っている物を、私が着ることはできません。追いかけていって返してあげなさい。」と言います。小尼上は門の方へ走り出て強盗を呼び止めます。「落ちていたので差し上げます。」と強盗に差し出すと、強盗は立ち止まって考え込み、「とんでもない所に盗みに入ってしまった。」と言って、盗んだ物をすべて返して去って行ったということです。

 

 横川(よかわ)という地名や、安養といった語句に難しさはあるでしょうが、今回の読解にはさほど影響もないので、おおまかなストーリーが理解できれば合格です。古文を読む際には、登場人物はだれか、このセリフや行動は誰のものか、という2点を押さえることが最も大切です。次のテストでの参考にしてみてください。

2024-09-11 15:15:00

実感の声 私も嬉しいです!!

 先週から今週にかけて、中学校では前期期末テストが行われています。

 この夏、「国語基礎学習会」にご参加くださった生徒・保護者の方から、嬉しいメールが届きました。「教えていただいたコツのおかげで、今回はミスすることなく解けて、中間テストよりも点数が上がりました。」と。(一部抜粋して紹介)

 「国語基礎学習会」では、テストで失敗を防ぐコツを中心とした内容での90分の学習を実施。この90分に、通塾生徒には約2カ月かけてじっくり行う内容を詰め込みました。詰め込みすぎて、私としては、うまく身につくものなのか不安も少々あったのですが…。

 けれど、いただいたメールを読んで安心いたしました。学習内容をしっかりと意識して解いてくれたのだなと。

 国語の学習はじつに幅広く、奥深いものです。テストに対応するためのコツだけでも、たくさんあります。今回の学習会で取り上げたのは、その中でもほんの一部でした。それでも効果を実感することができたのなら、きっと今後の学習にも繋げていけるものと確信しております。

 学習会に参加してくださった生徒・保護者の皆様。この場を借りて、御礼申し上げます。

 

 

2024-07-01 19:29:00

「夏休み国語基礎学習会」の詳細

 今夏の「夏休み国語基礎学習会」は、その名のとおり、「基礎」に重きをおいた内容で実施いたします。

 「基礎」が身についていなければ、どんな問いに対してもミスをしてしまい、挙げ句、減点あるいは零点になってしまいます。国語の読解問題の基本は、文章と問いを読み比べ、問いにふさわしい内容を見つけることにあります。そして、その内容を解答用紙に書く際の「問いに合った答え方」ができていることです。

 「夏休み国語基礎学習会」では、国語の基礎の中でも特に、「問いに合った答え方」に絞り、そのコツを3ステップで伝授いたします。

 

 ステップごとに難易度が上がります。今の自分が理解できているステップはどこかを把握された上で、曜日を選んでみてください。

 

【各曜日の学習内容】

 

1ステップ〈木曜日〉……「書きぬき問題」

 「~なのはなぜか、書きぬきなさい。」「~は何か、ぬき出しなさい。」といった、比較的短い字数で書きぬく問題に対応。問いにふさわしい「答えの見つけ方のコツ」を中心に学べる内容です。

 

2ステップ〈金曜日〉……「文字数制限」

  「~字以内で答えなさい。」「~字程度で答えなさい。」といった、文字数に制限のある問題に対応。「文字数制限に対応した答えの書き方」を中心に学べる内容です。

 

3ステップ〈土曜日〉……「条件付き記述」

 「○○に続くように」「○○という言葉を使って」「○○が~したか」といった、条件が加えられた問題に対応。「条件を満たした答えの整え方」を中心に学べる内容です。

 

 90分の中で、演習を交えながら進めていきます。

 やる気溢れる中学生のあなたを、お待ちしております。

2024-05-21 17:26:00

「言の葉の森」のお誕生日

 「金曜日ね、学校のお誕生日で休みなの」

 「いいねえ、3連休はうれしいよね」

などと話をしていたら、

 「先生のお誕生日は?」

と聞かれた。つまり、「言の葉の森」の開塾日のことである。そこでカレンダーを確かめると、

 「ああ… 残念。日曜日だった。」

 結局、休みなので良いのだが。

 そうか、開校記念日ならぬ、開塾記念日ね…。しかし、開塾記念で休みにする塾などあるのだろうか? 

 「言の葉の森」は、届け出上、7月14日が開塾日である。この日で、開塾4年目に突入する。なんだか、心が引き締まる思いだが、4年目も充実した日々を過ごせることを願うばかりである。

  

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