言の葉通信
新年度は新しい刺激にワクワク
4月を迎え、新年度がスタートしました。この春、新しい生活を始められた方も多いことでしょう。
「言の葉の森」から卒業していった生徒たちも、それぞれ希望する中学・高校への進学が決まりました。また新たな目標に向かって、努力を積み重ねていくのだろうと思います。
別れの後には新しい出会い。新しい生徒が入塾し、すでに新しい学年の学習を始めています。中学校では、新学期が始まって一週間後に学力テストを行う学校も多いので、その対策も進めています。
そして、その新しい生徒の中には異国の生徒も。日本語を教えるのは初めてのことで戸惑いましたが、私自身、国語の原点に立ち返りながらも、新しい発見の日々です。今年度も充実した一年になりそうで、とてもワクワクしています。
健康第一に、「国語」漬けの日々を、生徒たちと過ごしていきたいと思います。
まだ新しく生徒を迎え入れられる枠があります。国語をしっかりと学びたいと思ったら、ぜひ「言の葉の森」を頼ってみてください。
ひとあし早く卒業
一足早く、「言の葉の森」から3人が巣立って行きました。
来週の公立高試験に向け、最後の通塾を終えました。これまで培った力を存分に発揮し、入試に挑んできてほしいです。
さて、「言の葉の森」卒業生に、通塾最終日に書いてもらった文章の一部を、ここで紹介いたします。もし入塾を検討されている方がいるならば、卒業生の生の声を参考にして頂けたらと思います。
【清水町在住】
私は小学5年生の冬から通い始め、1年間お世話になりました。「言の葉の森」で教わったおかげで、国語の読解力が上がり、自分で考えて書く作文も、いつの間にか書けるようになりました。また、読書習慣がついたことに、とてもうれしく思っています。
先生といつも気楽に話せたことも、受験が成功した理由だと思っています。これからも本をたくさん読み、国語力を向上させていきたいと思います。
【芽室町在住】
通塾したおかげで、文章の読み方、解き方がわかり、確実に国語力が高まったと感じるようになりました。特に以前は、文学的文章が苦手でしたが、だんだん解き方がわかるようになりました。
また、普段はあまり触れる機会がなかった百人一首や、これまでしてこなかった読書に触れることができて、とても嬉しかったです。
【帯広市在住】
ずっと国語のテストで点数がとれなくて、塾で勉強を始めたら、いつのまにか点数が上がっていました。入塾前は記述の書き方が全然わからなかったけれど、たくさん問題を解いていくうちに、わかるようになっていました。いつも絶対に点数が低かった国語が、一番安定した良い点数をとれる教科になりました。
もし私のように国語が苦手で困っている人がいたら、オススメしてあげたいと思っています。高校に行っても、国語の勉強がんばります。
3人とも、入塾後3か月あたりから変化を見せ始めていました。また、共通して、読書経験がほとんど皆無に等しかったのですが、いつの間にか家にいても本に親しむようになっていった3人です。
特に、清水町から通ってくれた☆子さんは、「討論しよう!」と運転中のお母さんを相手に帰路の車内で討論会をしていたと聞き、心から国語を楽しんでくれたのだなと嬉しくなりました。(この子はすでに中学受験に挑戦し、4月からの寮生活が決まっています。)
「言の葉の森」で身に付けた国語力は、必ずこれからの日常でも生かせるものと信じています。
これからの人生に幸あれ!!
「百人一首」で一年の締めくくり
木札「百人一首」を楽しもう!! に参加いただいた皆様、ありがとうございました!! おかげで、「言の葉の森」の2024年を、楽しく締めくくることができました。
12月26日からの3日間、小学生~高校生の参加があり、北海道の伝統カルタである木札百人一首の会を開催。初心者から上級者までが顔をつきあわせ、楽しく交流する場面もありました。
次は年明け、1月9日からの3日間にも開催します。今年は新学期の開始が早いので、残念ながら登校日と重なる日もあるのですが… 学生に問わず参加いただけますので、ご興味のある方はぜひ、いらしてください。
↑ 「散らし取り」の様子です。
今年一年「言の葉の森」で共に過ごしてくださった皆様に感謝申し上げます。
どうか心穏やかなお正月をお過ごしください。
国語は一生の宝になる
ある中学受験専門塾の講師の記事に激しく共感したので、一部抜粋して紹介します。
(国語が分かるようになるには)ただ、「量をこなそう」と考え、問題集をひたすら解くことで一気呵成(いっきかせい)にできるようになる科目でもないんですね。国語の成績を伸ばしていくには時間をかけた“体質改善”が必要で、まずは“筋肉”を鍛えることから始めなければいけない。地道な「筋トレ」を続けていれば、ある日突然できるようになる科目でもあるんです。
「体質改善」「地道な筋トレ」まさにこれ!!
当塾でも、常に意識して指導していることです。
文章を理解する上での最小単位「単語」を知らなければ、文章内容を読み取ることはできません。そして、その単語を構成する漢字がわからなければ、文章を読み進めることさえもできません。
漢字を一つ一つ学ぶこと、そこから意味を知り、熟語の理解につなげていく。その熟語によっては、歴史や経済といった社会的分野や、さまざまな分野への知識理解にまで発展することも多々あります。いまの小中学生には直接関わりない言葉でも、それらは「文章」には出てくるわけですから、関係ないからポイ!!とはならないのです。これがまさに、地道な「筋トレ」です。
そして同時に、読書による「体質改善」。最初はたいした興味もないまま始めた読書が、気がつくと「大の読書好き」になった子どもをたくさん見てきました。そうなると、一気に文章読解が楽になります。そもそも文章を読むことが苦ではなくなっているので、細かいところまで読み取るようになるのです。
そうして、定期テストや学力テストでは空欄ばかりで、そもそも何が書いてあるのかわからなかった中学生が、「体質改善」と「筋トレ」によって突然覚醒します。それはいつも、突然やってきます。毎日毎日逆上がりの練習をしていたら、あるとき突然クルッとできちゃった!!みたいな。
冒頭の記事のとおり、国語は「ある日突然できるようになる科目」でもあるのです。ただし、それは「体質改善」と「筋トレ」次第。
日常の日本語を使う「国語」だから、意外と軽視されがちですが、言いかえれば「一生使う日本語」を扱う科目です。国語は一度できるようになれば、「一生もの」の科目でもあると思っています。
「国語は一生の宝」であると信じる私は、今日も、生徒たちと学びます。
メキメキと…実感
おお、そうだ、そうだ、ちゃんと分かってたね!
さすが、ちゃんと見逃さなかったね!
最近、同じ言葉を口にしている気がする。
小学生・中学生問わず、ほとんどの塾生が、問題文をしっかり読み込んで、答えを導き出すようになった。細かなところも見逃さずに意識するようになった。
自分でも「できている実感」があるのか、表情にも自信があふれている。「すごいね」と褒めるたび、思いっきりドヤ顔をされる。
国語は、成果を実感することが極めて困難な教科だと言われるが、以前よりも「読めている」と感じられているなら、大変すばらしいことだと思う。これからも、自分に自信を持ちながら、さらにメキメキと力をつけていって欲しい。
ちなみに、中学生は現在、11月実施の学力テストに向けての対策中(3年生は10月の総合B)。いずれも「物語・小説」が範囲に入っているため長文に苦戦しているのだが、ここでは、日頃の読書が功を奏しているのが実感できる。