言の葉通信

2021-06-18 17:34:00

小学校低学年に身につけてほしい「国語力」

 本当の国語力とは、読む力と書く力です。漢字や文法、ことわざなどは、勉強すれば身につくものです。しかし、学年が上がるにつれて差が開いていくのは読む力と書く力で、これらの力は一朝一夕に身につくものではありません。

 国語力は、すべての教科の基盤となるものです。算数の文章題が解けないのは読む力が足りないからです。社会や理科も、学年が上がるにつれて読解力を必要とする問題が増えていきます。

 さらに、中学・高校・大学受験の際、国語力のある子供は非常に有利です。それは、国語で点数を取れるからということだけでなく、試験前に国語を重点的に勉強する必要がないため、他の教科の勉強に集中できるからです。

 国語力をつけるために必要なのは、読むことと書くことを習慣化することです。

 「言の葉の森」では、〈読む〉〈読み取る〉〈書く〉を大切にしながら国語力を身につけていきます。さまざまな本や文章に触れるだけでなく、長く親しまれている言葉遊びを通して、言葉の豊かさに気付かせていきます。いろはうたやかぞえうた、しりとり、なぞなぞ、回文、かるたなどを通して、楽しみながら言葉の豊かさに気づくことができるでしょう。言葉の豊かさに気付くとは、言葉のリズムを楽しんだり、言葉を用いて発想を広げたり、言葉を通して人と触れ合ったりするなど、言葉のもつよさを十分に実感することです。

 小学低学年には、言葉への抵抗感を無くし、国語力の土台をつくることから始めていきます。